NTT株が初心者に人気って聞くけど、なんでなの?調べてみた
「個人投資家に人気の銘柄」みたいなランキング記事を見ていると、だいたいどこにでもNTTの名前が出てくる。
正直、電話とインターネットの会社という以上のイメージがなかったんだけど、そんなに人気ってことは何かあるんだろうと思って調べてみた。
そもそも「日本一株主が多い会社」らしい
調べて一番驚いたのがここ。NTTは個人株主数が日本一多い会社らしい。しかもここ数年でその数字がすごい勢いで伸びている。
新規で株を買った個人株主の増加数でも、直近の決算期で全上場企業の中で1位(77万人増)だったとのこと。
「なんとなく人気」どころか、数字で見てもダントツだった。
理由1:株価がとにかく安い(1株150円くらい)
一番わかりやすい理由がこれ。NTTの株価は現在1株150円前後。
株は基本100株単位でしか買えないので、必要な金額は
150円 × 100株 = 約1万5,000円
これくらい。ちょっとしたお小遣いで買える水準。
実はこれ、2023年に1株を25株に株式分割したことによるもの。分割前は1株4万円台だったので、100株買うには400万円以上必要だった。それが分割後は1万円台まで下がった。
ニュースを調べたら、当時「お年玉で買える」というキャッチコピーで話題になっていたらしい。庶民でも買えるようにする、という狙いがはっきりしている分割だったみたい。
理由2:知らない人がいないレベルの知名度
電話・インターネット・ドコモ回線など、生活のインフラを支えている会社なので、そもそも「何をしている会社か分からない」という状態にならない。
知らない会社の株を買うのはハードルが高いけど、NTTなら「まあ、潰れることはなさそうだよな」という安心感を持ちやすい。初めて個別株を買う人にとって、このわかりやすさは大きい気がする。
理由3:配当が16期連続で増えている
NTTは16期連続で増配しているらしい。毎年ちょっとずつ配当を増やし続けているということ。
現在の配当利回りはおよそ3.5%前後。銀行預金とは比べ物にならない水準で、しかも増え続けている実績があるとなると、「長く持っておく」タイプの初心者には刺さりやすいポイントだと思う。
気になって調べたら、株主優待は「縮小」されていた
ここまで調べて「じゃあ株主優待もお得なのでは」と期待したんだけど、話はそう単純じゃなかった。
NTTには保有株数と期間に応じてdポイントがもらえる株主優待制度がある。これ自体は今もちゃんとある。ただ2023年に内容が変わっていて、「2年以上3年未満」保有で1,500ポイント、「5年以上6年未満」保有で3,000ポイントという、長期保有前提の仕組みに縮小されていた。しかも同じ株主番号での生涯上限は4,500ポイントまで。
「じゃあ今から買っても意味ないのか」と思ったけど、それも違った。新規に買った人でも、2年以上継続保有すれば普通に対象になるらしい。ただし今日買ったとしても最初のポイントがもらえるのは約2年後、というスパンの長さは知っておいたほうがよさそう。
「人気株=優待もお得なはず」と思い込んでいたので、「昔ほど手厚くはないけど、長く持てばちゃんとある」という中間的な着地には少し拍子抜けした。今の人気は、優待というより株価の安さと配当・知名度で支えられている部分が大きい、ということみたい。
まとめ
NTT株が初心者に人気な理由をまとめると
- 個人株主数が日本一(しかも増加数も1位)
- 2023年の25分割で1株150円前後・約1万5,000円から買える
- インフラ企業としての知名度・安心感
- 16期連続増配、利回り3.5%前後
という感じ。株主優待は昔ほど手厚くはないのに、それでも人気が伸び続けているのは面白いなと思う。値段の手頃さと知名度、この2つの組み合わせが初心者を惹きつける一番の理由な気がした。
とはいえ、これは「なぜ人気なのか」を調べただけの話。人気があることと、自分が買うべきかどうかは別の話なので、そこはまた別で考えたい。