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疑問メモ2026年7月14日約4分

ナンピンって何?「下がったら買い増す」の甘い罠を調べたら怖くなった

#ナンピン#損切り#メンタル

株の話をしていると、やたら出てくる言葉がある。

「そこはナンピンでしょ」 「ナンピンして地獄を見た」

同じ言葉なのに、片方は得意げで片方は死んだ目をしている。**なんなんだこの用語は。**気になって調べてみたら、初心者の私がまさに一番やらかしそうなやつだった。

ナンピンは「下がったら買い増す」こと

ナンピン(難平)とは、買った株が値下がりしたときに、さらに買い増して平均取得単価を下げること。漢字で書くと「難を平らにする」。なるほど字面はかっこいい。

具体例で見るとわかりやすい。

  • 1,000円で100株買った → その後800円に下落(含み損2万円)
  • ここで800円で100株買い増す
  • すると平均取得単価は (1,000 + 800) ÷ 2 = 900円 に下がる

さっきまで「1,000円に戻らないとプラスにならない」状態だったのが、「900円に戻ればプラス」になる。おお、たしかに難が平らになってる。株価が戻りさえすれば、だけど。

甘い罠はここから

……で、この「株価が戻りさえすれば」がクセモノだった。

もし800円からさらに600円まで下がったら?さっき買い増した分もまるごと含み損になる。しかも投入した金額は倍。傷が浅くなるどころか、倍のスピードで深くなる

調べてみると、ナンピンには「下手なナンピン素寒貧(すかんぴん)」という有名なことわざまであった。素寒貧=一文無し。昔の人も同じ失敗をして、わざわざ標語にして後世に残してくれていたわけだ。ありがたいような、こわいような。

なんでみんなやってしまうのか

ここで以前調べた話とつながった。人は損切りができない。「今売ったら損が確定する。でも買い増して平均単価を下げれば、まだ取り返せるかも」——この心理が、ナンピンのアクセルを踏ませる。

でも冷静に考えると、これって塩漬けシコリ玉自分から増やしにいってる行為でもある。下がっている株には下がっている理由があるかもしれないのに、「安くなった!」と喜んで買い増してしまう。怖い。

「良いナンピン」もあるらしい

とはいえ、ナンピンが全部ダメというわけでもないらしい。

  • 業績は良いのに地合いで下がっただけの株を、計画的に買い増すのは戦略的なナンピン
  • 逆に、下落の理由も調べず、感情で「安くなったから」買い増すのが素寒貧コース

つまり違いは「下がった理由を説明できるか」だけ。……いや、それが初心者に一番難しいところなんだよなあ。

結局、ナンピンは道具でしかなくて、使う人間の冷静さが試されるやつだった。私が今これをやったら、たぶん高確率で素寒貧側に立つ。もう少し株がわかるようになるまで、この技は封印しておこうと思う。まあ、封印できる自信もないんだけど。