狼狽売りって何?やってしまいそうで普通に怖い
株の話をしていると「狼狽売り」という言葉が出てくる。
「狼狽」って読み方もちょっと難しい。ろうばい、と読む。
意味は「あわてふためく」こと。それが「売り」にくっついている。
狼狽売りとは
狼狽売りとは、株価が急落したときにパニックになって慌てて売ってしまうこと。
「やばい、下がってる!」「もっと下がったらどうしよう!」「早く売らないと!」
そういう感情に任せて、冷静な判断なしに売ってしまう行動のこと。
損切りとの違い
前の記事で損切りについて書いたけど、損切りとは似て非なるもの。
| 損切り | 狼狽売り | |
|---|---|---|
| 判断 | 計画的・冷静 | 衝動的・感情的 |
| タイミング | 自分で決めたルール通り | パニックになった瞬間 |
| 結果 | リスク管理になる | たいてい最悪なタイミング |
損切りは「ここまで下がったら売る」とあらかじめ決めておいて実行すること。
狼狽売りは「ヤバイヤバイヤバイ」とパニックになって売ること。
同じ「損が出たときに売る」でも、中身が全然違う。
狼狽売りが怖い理由
パニックで売ってしまう、という行動自体は理解できる。でもそれが「たいてい最悪なタイミング」になりやすいのが問題で。
株価が急落しているとき、他の投資家も同じように不安になっている。みんなが一斉に売ろうとするから、さらに株価が下がる。
その「一番下がったあたり」で売ってしまうのが狼狽売りのパターン。
売った直後に株価が戻ってきて「え、待って」となる。これが狼狽売りの典型的な流れ。
初心者がやりやすい理由
経験がないと、「どこまで下がるかわからない恐怖」が強くなる。
「最悪ゼロになるんじゃないか」「もっと早く売ればよかった」という気持ちが膨らんで、判断力がどんどん落ちていく。
自分もたぶんやる。というか絶対やりそう。
含み損が出たときの精神的なプレッシャーは、実際に経験しないとわからないと思う。頭ではわかっていても体が勝手に「売れ」と言う、みたいなことが起きるらしい。
対策はあるのか
完全に防ぐのは難しいとしても、ダメージを減らす方法はある。
あらかじめルールを決めておく
「〇%下がったら売る」という損切りラインを事前に設定しておく。逆指値注文を使えば自動で売れるので、パニックになる前に機械的に処理できる。
一度スマホを置く
急落中にずっと画面を見ていると、どんどん不安が増幅される。一回スマホを置いて、深呼吸する。これだけでも違うらしい。(らしい、というのは自分はまだ経験していないので)
そもそも余剰資金で投資する
「失っても生活に困らないお金」で投資しているなら、急落してもパニックになりにくい。生活費を突っ込んでいたら、そりゃ慌てる。
知っていても難しい
狼狽売りが良くないことは、勉強すれば誰でもわかる。
でもいざ自分の口座がマイナスになって、しかもそれが増え続けているとき、冷静でいられるかどうかは別の話。
「知識」と「行動」の間にある壁が、投資の世界では特に高い気がしている。
まあ、やってしまったとしても「勉強代だった」と思えるくらいの金額で経験するのが一番なんだろうな、とは思う。